議会ダイジェスト

福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。

道路の維持管理について

2026/02/27

質問:高度経済成長期に整備された道路施設の老朽化が進み、事故や通行規制のリスクが高まっています。

道路施設の老朽化が進む中、技術職員の不足や維持管理費の増大により、道路の老朽化対策が計画的に進んでいないのが現状です。

こうした中、国は技術系職員が限られる中でも、 的確なインフラメンテナンスを確保するため、複数自治体のインフラや、道路・橋梁・河川・港湾など複数分野のインフラ を「群」として捉え一体的に管理することで、効率的・効果的にマネジメントしていく「地域インフラ群再生戦略マネジメント」、いわゆる「群マネ」を全国展開する方針を示し、官民連携による実証・検討を進めています。

本県においても、令和5年度から群マネの一環として、包括的な民間委託を試行的に導入し、取組を進めています。

効率的で持続可能な道路維持管理を含めた群マネの取り組みについて、県と市町でどのように連携して取り組みを加速・拡充していくのか、所見を伺います。

答弁:岩男土木部長

県では、インフラを効率的かつ効果的に管理するため、令和5年度から群マネの取組の一貫として丹南地域の道路河川において試行的にパトロールと簡易的な維持補修作業を包括的に民間委託しています。 また、来年度からは、小浜など、その他の地域においても導入を検討しているところです。市町の連携としては、この包括的民間委託を県及び市町が管理する道路においても一体的に行う手法の導入を考えており、既に市町向け説明会を2回開催したほか、県との連携の要望が出ている敦賀市とは具体化に向けた検討を進めているところです。今後も国の動向や他自治体の先行事例を踏まえ、市町への情報提供を継続するとともに、市町の様々なニーズに応じた連携手法を検討してまいります。

 

質問:市町では技術職員不足が課題となっていることから、維持管理の効率化を図るためのAIやセンサーを活用した道路点検の高度化や維持管理データの一本化など、県の主導による広域的かつ戦略的な道路維持管理が必要だと考えますが、どのように進めていくのか、所見を伺います。

答弁:岩男土木部長

県では市町の技術職員不足の課題を踏まえて市町への人材支援を行っており、今年度は市町の要望に応じて全市町に計22名の技術職員を派遣しています。 また、DXを活用した効率的な道路維持管理を進めており、橋梁等の点検補修履歴 を一元管理する台帳システムを開発・運用し、7市町へ提供しているほか、全市町に除雪機械と位置情報を見える化するシステムを導入するなど、市町職員を含めた業務の効率化を図っているところです。さらに、県は今年度からAIによる画像解析を活用して道路損傷を検出するシステムの運用を開始しており、市町でも活用できるよう改良を進めているところです。今後も市町の技術職員不足の課題を踏まえながらDXを活用するなど、広域的かつ戦略的な維持管理における市町管理を進めてまいります。