議会ダイジェスト

福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。

クマ対策と県の側方支援について

2025/12/09

質問: 警察、市町、猟友会が連携した緊急時の迅速の対応には県の側方支援も重要です。市町への側方支援の在り方や今後の課題解決に向け、対策会議を踏まえて県としてどのように対応するのか所見を伺います。

答弁:獅子原エネルギー環境部長

クマの緊急銃猟の権限を有する市町への支援は県の重要な役割であり、これまでも市町からの応援要請を待たずに専門知識をもった職員を現地へ派遣し、対応を支援してまいりました。先月開催したクマ出没対策会議では、緊急銃猟について市町の実施体制の構築や捕獲従事 者の確保が課題としてあげられました。県としても引き続き市町や警察と連携した、緊急銃猟対応訓練や捕獲従事者のスキル向上を目的とした射撃研修など必要な対策を講じてまいります。 さらに、市町から要望のある捕獲従事者の報酬の引上げや箱罠などの資機材の整備についても、今後、国のクマ被害対策パッケージの活用を検討してまいります。

 

質問:また、県としてできるだけ早く対応すべきことは生息数の把握です。クマの出没が増加する中で、実際に県内でどの程度の個体が生息しているのか、その科学的把握が十分にできていません。どの地域の個体を重点的に減らすべきか明確でないため、猟友会としても活動目標が定めにくく、結果として効果的な捕獲につながりにくい現状があります。そこで、県としてクマの生息数をどのような手法で把握しているのか、また最新の調査結果を基に重点的な対策エリアを設定すべきと考えますが所見を伺います。

答弁:獅子原エネルギー環境部長

クマの生息数については、昨年度環境庁のガイドラインに基づき、カメラトラップによる個体の識別や山林内での目撃情報などを基に、県全体の推定を行いました。 この結果を踏まえ、特定鳥獣管理計画では嶺北で160等、嶺南で50頭の年間捕獲目標を定め、計画的に熊を捕獲することとしております。 捕獲に当たりましては、まず、市町が過去に出没が多かった集落の山際からおおむね200 メートルまでの山林を管理強化区域に設定いたします。その上で、人身被害が頻発し、市町だけでは対応が困難な場所については、県が管理強化区域に設定し、対応することとしております。こうした方針の下、県では勝山市東部地域を管理強化区域に設定し、10月から計画的な捕獲を実施しているところです。