議会ダイジェスト
福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。
環境基本計画における再生可能エネルギーの促進について
質問:福井県では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、令和5年度から環境基本計画を改定し、2030年度に温室効果ガス排出量を49%%削減する目標を掲げています。計画開始からおよそ2年半が経過し、折り返し地点ですが、県民にとって実感できるような削減実績や再生可能エネルギー導入の進捗が十分に見えていないのが現状です。県の再エネ活用地域振興プロジェクトなどの支援策の実績や分野別削減目標は掲げられているものの、実際の削減効果が数値として十分に示されておらず、進捗の見える化が求められます。2023年度からの再エネ活用地域振興プロジェクトの採択件数などの実績を伺うとともに、 温室効果ガス排出量の分野別削減実績はどこまで進んでいるのか伺います。
答弁:獅子原エネルギー環境部長
再エネ活用地域振興プロジェクトについては、2023年度以降、昨年度に池田町で小水力発 電設備が整備されたほか、来年度には勝山市でも同設備の整備が予定されております。また、現在この事業の活用を検討している計画もあり、引き続き案件形成を進めてまいります。温室効果ガス排出量については2030年度に2013年度比で49%削減を目指しており、最新の2020年のデータでは、全体で26.5%減、部門別では家庭部門26.7%減、運輸部門23.9%減、 産業部門12.6%減、業務部門26.1%の減となっています。全体ではおおむね順調に推移しておりますが、家庭部門、産業部門では増加傾向となっています。この状況については、県のホームページなどで公表しているほか、カーボンニュートラル福井コンソーシアムの全体会議でも共有しております。今後も産学官金民が連携し、全県的に脱炭素化に向けた取組を進めてまいります。
質問:本県では、環境計画改定から2年半での再生可能エネルギーの導入状況をどのように管理・公表しているのか、また、再生可能エネルギー由来電力の割合、発電量、導入件数や規模の実績はどのようになっているのか伺います。
答弁:獅子原エネルギー環境部長
環境基本計画では、再生可能エネルギーの導入量について、2030年度に2020年度比で1.6 倍となる133万6000キロワットを目標に掲げています。直近の2023年度の導入実績は91万2000キロワットであり、こうした毎年度の進捗状況はカーボンニュートラル福井コンソーシアムの全体会合で報告するとともに、県のホームページなどでも公表しております。一方、再生可能エネルギー由来電力の割合や発電量については国の統計上一定の出力規模以上の発電事業者の実績しか確認できず、また、導入件数等においても自家消費型の太陽光発年分が把握できないなど、県内の正確な状況をお示しすることは困難な状況でございます。今後も把握可能な範囲で再生可能エネルギーの導入状況の見える化に努めてまいりたいと考えております。