議会ダイジェスト

福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。

6月補正予算への知事の想いと将来像について

2026/06/26

質問:令和8年度予算は補正予算を含めると近年最大規模となっており、その中には教育環境の充実、子育て支援、若者の移住・定住促進をはじめ、将来の福井を支える重要な施策が数多く盛り込まれています。こうした状況の中で編成された今回の補正予算は、単なる短期的な課題への対応にとどまらず、本県の将来を見据えた県政運営の方向性を示す重要なものと考えます。また、知事は就任以来、県内各地で政策ミーティングや現場視察を重ね、県民の声や地域の実情の把握に努めてこられました。現場で把握した課題や県議会での議論を踏まえ、今回の補正予算には様々な政策的事業が盛り込まれています。また、国が重点分野として示す交付金や基金を活用した事業も多く見受けられますが、福井県が抱える人口減少や担い手不足といった構造的な課題の解決には、中長期的な視点に立ち、県独自の施策として継続的に予算を積み上げていくことも重要であると考えます。知事は、今後どのような将来像を描き、その実現に向けて特に力を入れていく施策は何なのか、所見を伺います。

答弁:石田知事

現場視察や県民の方々との意見交換、職員との政策ミーティングなどを通じ、子育て教育環境や産業、地域、それぞれの歴史文化や食など、本県の大きな可能性を実感する一方、こうした魅力や価値が県内外、そして県民自身にも十分に伝わっていないこと、また人口減少の中でいかに持続可能な福井を実現するかが課題であると感じました。これを踏まえ、視野を広げてグローバルに展開し、世界における福井の存在感を高める、世界があこがれる福井を目指す姿を将来像として描いた次第です。日本一の幸福度を支える社会基盤の下、福井の魅力を世界に広め、成長の原動力にするとともに、こうした外から見た福井の価値を県民自身が再確認・再認識し、誇りを高めていく姿を目指してまいります。このために、特に暮らしを支える基盤の強化、若者高齢者をはじめとする全世代の応援など、持続可能な社会の土台を固め、私自身によるトップセールスを含めた海外戦略、情報発信の強化、AI活用等による産業行政の変革などを図り、世界があこがれる福井を目指していきます。

 

質問:県民生活や地域経済が様々な課題に直面する中、今回の補正予算を通じてどのような課題を最優先に解決し、県民や事業者に対し、どのようなメッセージを届けようとしているのか、伺います。

答弁:石田知事

若者の県外流出が続く中、地域の担い手不足や企業における人材確保は厳しさを増しているところです。こうした状況が産業の成長力や稼ぐ力の低下に加え、持続可能な地域基盤の弱体化を招くなど、幅広い分野に影響を及ぼすことが本県の大きな課題であると認識しています。このような中、若者をはじめとする県民や企業の皆様に、福井で活動したい、挑戦したいと選んでいただける環境を整え、選ばれる福井を実現していくことが重要であると考えますので、今回の補正予算では、県内大学等の授業料減免制度の拡充など、子育て支援の充実や関係人口の創出拡大、また企業の海外展開や創業ベンチャー資源を通じた成長力の強化など、県民や企業を含むあらゆる主体が夢や希望にチャレンジすることを後押しする内容としました。これらの事業の推進により、県民一人一人が将来に希望を持ち、安心して暮らし挑戦できる社会の実現に取り組んでまいります。