議会ダイジェスト

福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。

ふくいMaaSについて

2026/06/26

質問:北陸新幹線敦賀開業時期に合わせて本格導入された「ふくい MaaS」は、ふくい嶺北連携中枢都市圏を構成する11市町が協議会を設立し、広域的な交通サービスの利便性向上に取り組んできました。また、「ふくアプリ」との連携により、決済やポイント付与機能を備えるなど、持続可能な運営に向けた基盤整備も進められています。さらに、令和6年度にはデジタル庁の「デジ田甲子園」での地方公共団体部門でベスト4に選出されるなど、高い評価も受けています。こうした先進的な取組にもかかわらず、利用者目線に立つと課題は少なくありません。現在は企画切符やイベント入場券の販売が中心であり、県民の日常的な移動手段として十分に浸透しているアプリではありません。経路検索機能は備えているものの、路線バスや鉄道など日常交通の決済機能までは実装されておらず、県民が日々利用するサービスとしては発展途上の段階にあります。民主・みらい会派で先月、群馬県が主体となって運営する「GunMaaS」を視察してきました。GunMaaS の最大の特徴は、県が主体となって運営している点です。公共交通の経路検索や交通運賃の決済だけでなく、マイナンバーカードとの連携により、年齢や居住地域などの移動データの分析や、高齢者割引などが自動的に適用されるシステムになっています。福井県でも、県民の日常生活を支える交通インフラとして進化させていく必要があり、県全体の交通政策やデジタル政策を一体的に推進していくためにも、県による財政的・技術的支援が不可欠です。ふくいMaaSについて、県の交通政策との連携を進めるためにも、県と積極的に参画し、財政面やシステムを含め支援することで、全県的なMaaSへと発展させていくべきと考えますが、所見を伺います。

答弁:田中未来創造部長

これまで県では、北陸新幹線福井敦賀開業に合わせ、県内の路線バスや地域鉄道に交通系ICカードの導入を支援してきました。これにより県民はもとより、ふくアプリをお持ちでない県外の方にもICカードによるスムーズな乗り降りが可能となっています。また、各市町のコミュニティバスや乗り合いタクシーには住民ニーズやコストを考慮した上で、キャッシュレス決済や予約システムなど、多様な機能が提供されています。こうした中、群馬県のようにコミュニティバス定期券へふくいMaaSを活用するような事例も出ているところです。県としては、県内全体の公共交通の利便性向上を図ることが重要と考えており、県も出席する各市町の交通会議や、ふくいMaaS協議会で県内外の様々な事例を共有し、議論をしていきます。その上で今年度創設した市町が最適な移動手段の導入や利便性向上のため柔軟に活用できる新制度により、ふくいMaaSの活用を含め、地域の実情に応じた交通事業の利便性が広がるよう後押ししていきます。