議会ダイジェスト

質問：海域活断層の長期評価公表と今後の対応について

今回の福井県沖の海域活断層の長期評価の公表を受け、それらが引き起こす揺れの被害を想定した調査を実施し、地域防災計画にできるだけ早く反映すべきと考えますが、所見を伺います。

答弁：中嶋危機管理監

今回国の地震調査研究推進本部において、兵庫県北方沖から新潟県上越地方沖において新規３か所を含む２５か所の海域活断層の評価が公表されました。この公表を受け、学識経験者に、福井県への影響が想定される活断層と、その長期評価についての意見聴取を開始したところです。国の資料によると、これまで判明している断層について、従来よりも揺れが小さい傾向となる一方、海域に近い陸域活断層の長期評価は来年度以降に公表予定とされており、学識経験者からはこれらを踏まえて対応を検討する必要があるとアドバイスをいただいています。

今後、津波予測の調査手法等について、学識経験者にさらに意見を求め、調査に着手することとしており、津波の浸水想定の見直しを行い市町の津波ハザードマップや県と地域防災計画に反映させてまいります。