議会ダイジェスト

質問：沿線自治体からは賛否様々な意見が出ているようですが、小浜先行開業を打ち出した真意について、改めて知事に伺います。

答弁：杉本知事

小浜先行開業については、昨年の年末、政府与党において詳細ルートを一本化できなかったという状況の中、小浜・京都ルートによる整備の促進を図ろうと、一つの方策として提案させたいただきました。

小浜まで早く完成することで、事業期間を１０年程度早く終えることができればそれだけ整備費も安く済むだろうということもありますし、また、建設残土等についての受け入れの幅も広がるのではないかということもあります。そういった様々なメリットがあると考えており、これに関しては富山県の新田知事や、北陸経済連合会の金井会長にも賛同していただいていると認識しています。また、県内で言えば、現在１時間半かかっている小浜福井間の移動が、新幹線だと２９分で行き来ができるようになるわけです。このことを考えれば、県内の一体感のために一日も早く開業していただきたいという理由はあります。一方で大阪府は早期の全線同時開業を求めており、そういう意味では、評価は分かれることかと思っています。

いつも申し上げていますが、何より重要なのは一日も早く全線の開業を勝ち取っていくことだと考えていますので、これからも沿線をはじめとした全ての関係者の皆さんと一致団結して求めていきたいと考えています。