議会ダイジェスト
福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。
公安行政について
闇バイト、強盗対策について
質問:今年に入ってからの県内での闇バイトの検挙件数について伺うとともに、県内の特に若者を守るために効果的なメッセージを発信することが必要と考えますが、今後の対策について伺います。
答弁:丸山警察本部長
本年10月末現在において、県内の犯罪実行者募集情報、いわゆる闇バイト応募をきっかけとした事件の検挙は4件で、全て特殊詐欺事件です。いわゆる闇バイトに応募して、犯罪に加担するケースとしては多額の借金などの背景があって応募し、その上で家族に危害を加えるなどと脅されて、逃げることができずに犯行に至っているケースが見られます。このような状況を踏まえ、闇バイトの危険性、手口に加え、応募した少年等に対し「警察は保護するなど、適切に対応します。一人で悩まず相談を」とのメッセージを、少年の視聴率の高いSNSをはじめ、防犯アプリ、非行防止教室等において発信し、啓発を行っているところです。今後、これらの対策を継続するとともに、ファストフード店等の若者の利用の多い店舗 や消費者金融機関の無人契約機器コーナー等での広報啓発も行っていく方針です。
質問:県民に対し、自宅のセキュリティ対策など、強盗に狙われにくい事前の防犯対策を周知していくことも有効と考えますが、所見を伺います。
答弁:丸山警察本部長
強盗や窃盗等を未然に防止するためには、警察の取締りやパトロールに加え、地域住民に よる自主防犯活動や防犯カメラの設置等の地域の安全性を高めること、そして防犯性能の 高い建物部品の導入、個人情報を知られないようにし、また、安易に他人に言わないなど、 ご自宅、ご自身の防犯力を向上させることが重要であると考えています。これらの防犯対策について、県警察で防犯アプリ等を活用して広報啓発を推進したところです。しかし、首都圏での強盗の発生などにより県民の不安が高まっていることから、今後、防犯ガラスによる効果に関する実証実験を県民に見ていただくなど、よりインパクトのある広報を実施して各種防犯対策の周知に努めてまいりたいと考えています。