議会ダイジェスト
福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。
産業行政について
2024/09/24
質問:最低賃金の引上げについて
都市部への人口流出や一極集中という地方が抱える課題解消に向けて、また、隣県などへの人口流出を防ぐため、今後も持続的な賃上げを強く求めていくべきと考えますが、所見を伺います。
答弁:大塚産業労働部長
県では、持続的な賃上げ実現のため、福井労働局長や最低賃金審議会会長、地元経済界代表に知事自らが面談し、賃上げを直接要請してまいりました。その結果、本年は石川県との差を埋める984円の答申がなされたものの、いまだ富山や滋賀、京都より低い数字にあります。国は、30年代半ばまでに1500円を目指すとしており、本県としても全国一律の最低賃金制度の導入を含め、引き続き賃上げに努めてまいります。
一方で、賃金引き上げは県営基盤が弱い中小企業に多大な負担となりますので、賃上げの原資が確保できるよう、価格転嫁や企業の収益力向上への取り組みを引き続き強化してまいります。