議会ダイジェスト
福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。
知事の政治姿勢について ①使用済燃料搬出対策ロードマップの進捗
2024/09/24
質問:使用済核燃料対策ロードマップの見直しについて、知事は報道陣からの取材に対し、昨年10月の行程表の合意はなくなったと述べておられましたが、これは40年超の運転継続の容認ができなくなったというご認識なのか、所見を伺います。
答弁:杉本知事
関西電力の使用済み燃料対策ロードマップについて、計画通り実行できなくなったということは県との約束に反したということであり、極めて遺憾です。これに対し関西電力の森社長は、9月5日に今年度のできるだけ早い時期に実効性のあるロードマップへの見直しを実施し、年度末に見直しができない場合には美浜3号機、高浜1・2号機の運転を実施しないと表明しました。翌6日には、私から斉藤経済産業大臣に対し、国の責任ある対応を求めたところです。
県としては、国と事業者に対し、早期に実効性のあるロードマップへの見直しと、地域振興の具体化を行うよう求めているところです。
現状では今すぐ停止とは考えておりませんが、県議会と一体となり、「立地地域の理解と協力がなければ原子力発電所は運転ができない」という厳しい姿勢で臨んでまいりたいと考えているところです。
質問:関西電力から実効性のある行程表が仮に示されない場合には、40年超運転の原子力発電所を停止するお考えはあるのでしょうか。
答弁:杉本知事県としては、県議会、立地の町、原子力環境安全管理協議会などのご意見を伺いながら、実効性があると認められない場合には、美浜3号機、高浜1・2号機の運転は実施されないものと認識しています。