議会ダイジェスト

福井県議会における、民主・みらいの一般質問・議会記録です。

福祉行政について ①「ふく育推進チーム」と「こども応援サポーター制度」との連携について

2025/06/20

質問:「ふく育県」としての二つの取り組みである「ふく育推進チーム」と「こども応援サポーター制度」が連携して目指す姿がどのようなものか、具体的な目標について、副知事の認識と今後の展望を伺います。

答弁:鷲頭副知事

本県の掲げるふく育県の子育て支援をさらに満足度の高い水準に引き上げるため、4月以降、経済的な支援が必要な方にしっかりと届いているかという点、そして様々な環境にある子育て世帯にきめ細やかに対応できているかという点、そして子どもが主役の視点からさらなる拡充の余地がないかといった観点から新たな施策の立案を含め、検討を進めているところです。この検討を進める上で当事者の視点というのはとても重要で、自らの経験を踏まえ、広く県内で子育て支援などの活動をされている13名の方をこども応援サポーターとして委嘱をさせていただきました。サポーターの皆さんと現場で一緒になって様々な当事者が抱える課題や提案をお聞きし、より効果的な施策立案につなげてまいりたいと考えています。私自身も含めふく育推進チームでは、幅広く活発に現場の皆様と意見交換を行っているところで、困難な状況にあるこどもや、また親の思いを尊重した支援の重要性、また、福祉と教育の連係の強化の必要性を改めて強く認識しています。様々な問題提起をいただいており、こうしたことを形にすべく部局横断のチームで機動的に検討を進め、2年度内に取りまとめていきたいと考えています。

 

質問:二つの取り組みを生かし、市町とどのように連携していくのか、今後の取り組み方法について伺います。

答弁:宮下健康福祉部長

県下全域で子育て支援を充実させるためには市町との連係は大変重要です。ふく育推進チームでは、先月、県市町子育て支援担当者会議の課長の会議を開催し、今後市町と一緒に現場の課題を共有しながら方針を決めていくことを共有しました。また、県内各地で障がい児、不登校児など様々な家庭環境に寄り添う活動を精力的に展開する子ども応援サポーターとこども応援ディレクターが当事者の意見を聞き、支援を必要とする子育て世代と市町をつなぐ活動を行っているところです。これまでも市町と一緒に現場で意見聴取を実施してきましたが、今後も子どもの居場所づくりや障がい児支援などこども応援サポーターの活動現場で様々に意見交換を行っていきます。引き続き市町と一緒に様々な当事者の声を聞き、きめ細やかに施策を検討していき、市町独自の優れた取組を把握共有し、福井県全体で子育て支援を充実させていきます。